思い出の山登り

スタッフの佐川です。東京の専門学校に行っていた頃、兄が住んでいた古いアパートに私も居候をさせてもらいました。2階建てで階段がミシミシと音を立てているような、昭和レトロな雰囲気のアパートで、そこには、家族で住んでいる人や、すぐ近くに早稲田大学があるので、学生さんや卒業している人などがすんでいました。

私はまだ18歳と言う年齢なので、人見知りがあり、積極的には話しかけていくことは出来ませんでしたが、そこの方たちは暖かい雰囲気をもって、私に話しかけて来てくれていました。
兄は学生さんたちと仲が良く、未熟な私をいつも気遣ってくれていました。

大学を卒業し、就職をしていないのは不思議でしたが、塾講師というお仕事をしながら、自分の好きなことをしていたようです。あくまでも私からの目線ですが…。その方たちと山梨までバーベキューをしに行ったり、映画に行ったり、そこでの生活はかなり充実していました。ある日、「塾の生徒たちを連れて山登りするから行かないか?」と誘われ、悩んでいました。

山登りなんて経験がないから、周りに迷惑をかけるといけないから…その人は、「行くのは小学生だから、そんな高い山は登らないから、行こう!」と、優しく言ってくれたのでした。さりげなく優しい言葉で誘ってくれるってありがたいなぁ。そして、いざ行ったら、「空気は澄んでいて、山から谷間をくぐって流れてくる川の水も冷たくて凄く気持ちが良かった」

頂上までは行かないで、途中の山に囲まれた場所で火をおこし、カレーを作り、少し遊んで帰りました。そこは、東京なのに東京という大都会から離れた自然がたっぷりの山でした。電車に乗り、駅を降りてから少し歩くのですが、子供たちが自然と私に慣れてくれて、ずっと喋りっ放しでいっぱい楽しい時間を過ごしたので、疲れることなく、私の思い出の1ページでは足りないほどの記憶が残っています笑

山の清清しさ、子供にふざけて山道から落とされかけたり、山から最寄り駅までの景色も綺麗でした。その時人性初の楽しい山登りを体験しました。

コメントは受け付けていません。