マルチ商法とねずみ講
スタッフの山田です。ずっと昔の話ですが、私は結婚を期に最初に勤めていた仕事を退職しました。きっかけは妊娠で体調もすぐれず、子育てをしながら仕事を続けていく自身が無かったのです。家庭に入り、専業主婦にどっぷり浸かった生活をしていましたが、二人目が産まれ子育てに余裕ができてきたことと、先が不安というのが頭の中を過ぎり、子育てをしながら出来る仕事は無いのだろうか?と考えるようになっていました。
そう考えていると、やってきたのは「自宅でもできるよ」の仕事の話が一つずつ舞い込んできました。最初にやってきたのは、独身の頃よく通っていたカフェレストランのオーナーさんとある場所で久しぶりに再会し、近況を話したりしました。そのオーナーさんは、「レストランはずっと続けられる仕事ではないから、自分が死んだ後、子供に安定した収入が入っていくようにしたいんだ」と熱くネットワークビジネスを展開していると、私にも話を持ちかけてきました。
聞いた瞬間は「そんなことが出来るならいいなぁ」と共感しました。
何度か電話で話をするが、具体的な内容が分からない。見えて来る物がなく。ただインタネットビジネスと言っているような感じにしか捉えることが出来ませんでした。電話では説明をしづらいのか、やたら会うことを持ちかけられたので、逆に気持ちが引いてしまい、段々と電話に出たくなくなり、最後は番号をブロックしてしまいました。
二つ目はいわゆるマルチ商法といわれる、商品を買ったり友達を増やす目的のものでした。ここはかなり安心できるなぁと。なぜなら、まず商品のよさをきちんと目に見える形で表してくれます。私も1年間健康食品サプリを購入し、飲んでいました。
飲み続けて効果もあったと思います。ですが、この紹介者も私の家に友達を呼んで何かやりましょうと、会員増やしを積極的に言われ、私としては仲のいい友達に対して「一緒に入ろう」と誘うことは頑なに拒否してしまい、この紹介者も避けるようになって、気の弱い私は、きちんと断ることが出来なくて、今の私ならハッキリ言えるのですが…笑
周りの人と、こういった仕事の話をすると、一言目に「ねずみ講やろ?」と言われます。その頃このような仕組みだけで「ねずみ講」と判断する人が多かったように思います。他にも、「ねずみ講のようなピラミッド型の一番上から切り離し、自分が一番上になれるよ」などなど、何回かマルチ商法にも誘われましたが、私は心から、その商法を信じることが出来ず、今では全くそんな誘いが近づいて来なくなりました。
日本では「ねずみ講」のインパクトが根強く残っているのでしょうね、何もかもが「あ~、ねずみ講のやつね」みたいな反応するのはどうか、とも考えます。ほんとにいい商品を扱い広めて生きたいと思っている方々にはつらい話だとも思います。諸外国ではこのマルチ商法は盛んに行われているそうです。お国柄でしょうか?
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