スタッフの武川です。もうかなり昔の話のことですが、私が高校生の頃に飼っていたワンちゃんの物語です。近所の人から小さいワンちゃんを貰いました。その子は秋田犬と雑種のハーフで体は小さいのに足が太くて大きかったんです。
大人になったら大きな体になる!と言われたとおり、大型犬に成長しました。このワンちゃんの名前は、その頃テレビで放送されていた「名犬ラッシー」から「ラッシー」と付けました。
テレビのラッシーはコリー犬でした。首の辺りの毛が白くてフサフサしているのが特徴で、私はこのドラマにハマっていました。実はうちのラッシーも、この「名犬ラッシー」のように首の周りが白い毛でフサフサに覆われ体全体の毛も柔らかくてフサフサで、顔も体もよく似たワンちゃんになり、私たちは「本物のラッシーみたいだね」と喜んでいました。「名犬ラッシー」の物語は忘れてしまいましたが、とても賢くて家族思いだった事だけは憶えています。
最初の頃のうちのラッシーは、体は大きいのに心が優しすぎて近所のワンちゃんからいじめられていました。ある日、それを知った私の母がラッシーの後を付けて行き、いじめられている場面を見ました。そして母は、凄い行動をとり、ラッシーに喧嘩で勝てるように何度か手助けをしたみたいです。
その日から、うちのラッシーはこの地域の「ボス」になり、いままでいじめていた犬たちは子分になり毎日後ろを付いて走るようになりました。ラッシーは心優しいワンちゃんだから自分よりはるかに小さい犬にまで、その中にいた小型犬マルチーズにまでいじめられていたとは…
その日を境にワンちゃん軍団のボスとなったラッシーは子分たちを守ったり、時には私たちにエサまで持ってくるようになり、どこから取ってきたのか分かりませんが、庭に大きな魚が1匹と鶏が1羽置かれていたこともありました笑
どう見ても自分が食べる為に取ってきた様子ではなく、私たちに持ってきたのだと父は想像していました笑ほかにも不思議なエピソードを沢山残してくれたワンちゃんです。
テレビの「名犬ラッシー」とほんとによく似た、賢くて優しいワンちゃんでした。