最近になって無断リンクの話題がまた盛り上がってるんでしょうか。リンクについての琵琶湖博物館の考え方というページがはてブの人気エントリーに入ってますね。このページ自体はけっこう古いものだと思います。ACADEMIC RESOUCE GUIDEでもしばしば取り上げられていた気がするんですけど、今頃はてブで話題になっているのがなんだか不思議な感じ。
公共施設のウェブサイトは、琵琶湖博物館が示しているようにリンクに対してはオープンであるべきでしょう。しかしその一方、やっぱり変なところからリンクされると困るというのは当然あると思います。そのへんのバランスをどう取るかが大事で、安易にリンクを許可制にするよりは、それなりに工夫をするべきではないでしょうか。
自分も公共施設のサイトを作らせてもらったことがあります。仙台市市民活動サポートセンターという仙台市が設置した施設で、NPOやボランティア団体などの活動を支援する拠点施設です。指定管理者制度によって、この施設の運営はせんだい・みやぎNPOセンターというNPOが担っています。
あるとき、ここのサイトのリニューアルをお引き受けすることになり、自分が一番最初にやったことはリンクポリシーの確認でした。旧サイトの利用規程ではリンクが許可制になっていたので、「リンクは自由にした方がアクセスも増えていいと思うのですが」と訊ねたところ、「そうですよねー。リンクフリーで行きましょう。許可制なんて時代にそぐわないですよね」とあっさりリンクフリーで行くことが決まってしまいました。
利用規程でリンク許可制を掲げていても、みんな勝手にリンクしているのが実態で、それで特にこれまで不都合もなかったから現状の方に合わせたという感じです。無断リンク禁止のサイトというのも、惰性でそうなっているだけで、実は特別なリンクポリシーを持ってないところも多いのかもしれません。
しかし、公共施設である以上、変なところからリンクされてその関係を疑われるようなことがあったり、全然別のサイトのコンテンツの一部に誤認させられるとまずいわけです。そこでやったのは、すべてのページに施設の名前と住所、連絡先、開館時間などを入れるということでした。また、全ページのタイトルタグに施設名を入れました(「施設名: ページ名」)。そうすれば、どのサイトからどのページにリンクされても、そこは仙台市市民活動サポートセンターのページだということがわかります。ウェブページを印刷されるときにも、その方がいいですしね。
これは基本的なことだと思うのですけれど、意外に公共施設や官公庁のサイトでもやってないところが多いようです。リンクを許可制にするとか、リンクはトップページに限るとか、守られそうもないルールを設定するよりは、こういうところからまず改善してみるといいんじゃないでしょうか。検索エンジン経由で来た閲覧者にとってもその方が便利です。
リンクの規定も、すべてのウェブページに対しリンクは自由で、事前・事後ともに連絡の必要はないと変えられました。ただし、画像やPDFファイル等への直接リンクは禁止しています。また、特別な関係のない第三者のサイトから、あたかも何らかの関係があるように閲覧者に誤認させるような形でリンクすることは禁止としました。(→仙台市市民活動サポートセンター: このサイトのご利用について)
だいたいそれだけ書けば、リンクについては足りると思います。むやみに何でも禁止にするよりはなるべく最小限のルールの方がいいという考え方です。
それから公共施設だと、いくらリンクは自由と云っていても、リンクの許可を求めてくる人はときどき出てくると思います。しかしそれは、リンク自体の許可というよりは、リンク集に載せる場合の紹介文の確認としての意味合いが強いのではないでしょうか。だからそうやって確認を求めること自体はそんなに悪いことじゃないように思います。もしそういう許可さえも面倒であれば、サイトの紹介文もあらかじめ用意してあげるとよいかもしれません。
ちなみに、仙台市市民活動サポートセンターのイラストは気まま絵日記管理人のアサさんに描いていただきました。この絵、けっこうお気に入りです。サイトは基本的にMTを使って構築し、一部分だけ別のCGIを使っています。MTは完全にCMSとして利用しています。
いつかSix ApartのBlog on Businessで取り上げてもらえないかなーなどと思ってるのだけど、大それた考えでしょうか(w
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