4820745794 図解で学ぶ ドラッカー入門
日本能率協会マネジメントセンター 2009-05-30

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 今さらながらドラッカーを読もうと思っています。本物を読む前に、だいたいの概要を頭に入れておこうと『図解で学ぶドラッカー入門』なる本をまずは読み始めました。

 この本を読んでみてなるほどと思ったのが、企業は「顧客の問題解決を支援する存在」であるというところ。つまり、企業が行うビジネスというのは、「顧客の特定分野の問題解決の手段を有料で提供する」ということであり、「商品=モノ」ではなく「商品=問題解決」だというのです。

 だから、たとえばアマゾンの商品は何かといえば、ネットでのアマゾンの販売システムそのものが商品ということになります。そして、豊富な品揃えや決済の手軽さ、注文してから届くまでの早さ、興味を持ちそうな商品を紹介してくれるレコメンド機能といったものがアマゾンの商品の特徴ということになるでしょう。

 企業を「顧客の問題解決を支援する存在」と定義づけると、社会的企業とは何かというのももう少しわかりやすく説明できそうです。顧客の問題解決を支援するといったとき、一般的な企業が対象にするのは主に顧客自身が抱える問題への支援で、社会的企業の場合はそれが社会的問題であるということになるでしょう。

 どこまでが個別の問題でどこからが社会的問題かというのは社会的背景・文脈に依存するので、社会的企業の線引きをすることはできませんが、企業とは何か、ビジネスとは何かを理解することで、少し頭の中の整理がつきました(この本の中に社会的企業の説明があるわけではありません)。

 この本の問題点は、どこまでがドラッカーの言っていることで、どこからが著者の主張なのかあまり判然としないところ。これからドラッカーの本は読んでいく予定なので、その中で本当のドラッカーの主張が確かめられるでしょう。一通りドラッカーについての概要を頭に入れるには手頃な本だと思います。

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