社会学者の研究メモ経由で見たNHKのニュース

SSM調査の結果、正社員の人の方が非正規雇用の人より「仕事で手を抜く」と回答する傾向が高かったとのこと。

ちなみにSSM調査とは「社会階層と社会移動調査」という10年に1度全国規模で行われている大規模な社会学調査で、最新の2005年の調査のサイトはこちら

NHKのニュースでは、「手抜きをせず仕事に取り組んでいるか」という質問に対し、仕事で手を抜くという回答は、正社員が非正規雇用より高く、賃金が成果報酬の人の方が年功序列の人の方よりも高かったそうです。

正社員>非正規雇用
成果報酬>年功序列

これの意味することは何か? 非正規雇用だと雇用が安定していないので常に手を抜かずに仕事をせざるを得ないということは確かにあるのかもしれないけれど、成果報酬の方が手を抜いているというのはどういうことか。

NHKのニュースでコメントしていた社会学者は、「成果報酬だとノルマを達成することが求められるが、逆に言えばノルマを達成すればそれ以上やらなくてもいいいから」と言っていたが、何かおかしい気がします。

成果に応じて賃金が支払われるならノルマを越えてもそれ以上目指すもんでしょ。

適当に手を抜いて仕事をしている人の方がそうでない人より仕事のパフォーマンスが高く、安定した職にも就きやすいというのが実際のところなのではないでしょうか。